
クリニックでもカードで支払えるといいのに…



毎回現金を多めに用意していくのが少し面倒だな
クリニックでもクレジットカードや電子マネー、QRコード決済など、キャッシュレス決済への対応が求められるようになっています。特に自由診療や検査などで会計金額が高くなる場合、現金以外の支払い方法を用意しておくことで患者の利便性を高められます。
一方、決済端末によって初期費用や決済手数料、対応ブランド、POSレジ・レセコンとの連携可否は異なるため、比較して選ぶことが大切です。
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クリニック向けキャッシュレス決済端末|比較表
| 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
|---|---|---|---|---|---|
| サービス名 | PAYGATE | Clinic POS | スクエア | USENペイ | Airペイ |
| 決済端末 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
| 評価 | |||||
| 資料請求 | 資料請求 | 資料請求 | 資料請求 | 資料請求 | 資料請求 |
| 提供会社 | 株式会社スマレジ | 株式会社APOSTRO | Square株式会社 | 株式会社USEN | 株式会社リクルート |
| 本体価格 | 39,600円 ※無料キャンペーン中! | 要お問い合わせ | 4,980円〜 | 30,000円〜 | 20,167円〜 |
| 月額利用料 | 3,300円〜 | 要お問い合わせ | 無料 | 無料 | 無料 |
| 決済手数料 | 1.98%~(業界最安水準) | 要お問い合わせ | 2.5%~3.25% | 2.48%~ | 2.48%~ |
| 入金サイクル | 月2回(QRコード決済は月1回) | 要お問い合わせ | ・みずほ銀行、三井住友銀行を入金口座にしていると翌営業日 ・それ以外の銀行口座の場合は週1回 | ・クレジットカードは月2回 ・電子マネー ・QRコード決済は月1回 | 月3回 |
| 持ち運び | ○ | 要お問い合わせ | △ | ○ | △ |
| 導入までの期間 | 最短15日 | 要お問い合わせ | 3営業日 | 10日前後 | 10日前後 |
クリニックにキャッシュレス決済端末を導入する理由


クリニックにキャッシュレス決済端末を導入すると、患者の支払い方法を増やせるだけでなく、受付業務の効率化にもつながります。特に自由診療を扱うクリニックや会計件数が多い医療機関では、導入効果を得やすいでしょう。
現金を持ち歩かない患者にも対応できるため
キャッシュレス決済端末を導入する理由の一つは、普段から現金を持ち歩かない患者にも対応できることです。クレジットカードやスマートフォンによるQRコード決済、交通系電子マネーなどを日常的に利用する人が増えており、医療機関でも支払い方法の選択肢が重視されています。
現金のみの場合、患者が手持ちの現金を確認したり、必要に応じてATMへ行ったりしなければなりません。複数のキャッシュレス決済に対応しておけば、会計時の負担を軽減し、患者が利用しやすいクリニックづくりにつながります。
自由診療や高額な診療費を支払いやすくするため
美容皮膚科、美容外科、歯科、婦人科など、自由診療を扱うクリニックでは1回の会計が高額になるケースがあります。数万円から数十万円の支払いを現金だけで受け付ける場合、患者は事前に多額の現金を用意しなければなりません。クレジットカード決済に対応しておけば、多額の現金を持ち歩く必要がなくなります。
Clinic POSの公式サイトでも、美容皮膚科や産婦人科などで自費診療・高額会計とキャッシュレス端末を組み合わせた運用事例が紹介されています。
受付スタッフの現金管理や会計業務の負担を軽減するため
現金決済では、患者から現金を受け取り、金額を確認し、釣銭を渡す作業が必要です。さらに診療終了後にはレジ締めを行い、実際の現金残高と会計データが一致しているか確認しなければなりません。キャッシュレス決済の割合を増やせば、現金を扱う回数そのものを減らせるため、受付スタッフの業務負担を軽減できます。
また、釣銭の渡し間違いや現金の数え間違いといった人的ミスも減らせます。受付業務を効率化したいクリニックにとって、キャッシュレス化は有効な選択肢です。



まずは自院の患者層と最も親和性の高い支払い方法から検討しましょう。




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クリニック向けキャッシュレス決済端末の種類


クリニック向けキャッシュレス決済端末は、大きくオールインワン型、カードリーダー型、POSレジ・自動精算機連携型に分けられます。それぞれ設置方法や必要な機器、利用できる機能が異なるため、受付業務に合わせて選びましょう。
オールインワン型決済端末
オールインワン型は、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済などを1台で受け付けられる端末です。タッチパネル、カードリーダー、QRコード読み取り用カメラ、レシートプリンター、通信機能などを搭載した製品が多く、周辺機器を何台も設置する必要がありません。
Square ターミナルや楽天ペイ ターミナル、stera packなどが代表例です。受付カウンターのスペースが限られているクリニックでも設置しやすく、1台で会計を完結させたい場合に適しています。
カードリーダー型決済端末
カードリーダー型は、スマートフォンやタブレットに専用のカードリーダーを接続して利用するタイプです。端末が小型で初期費用や月額料金を抑えやすいため、新規開業するクリニックや小規模な診療所にも向いています。代表的なサービスにはAirペイやSTORES 決済などがあります。
ただし、決済端末以外にiPadやiPhoneなどが必要になるケースがある点には注意しましょう。Airペイではカードリーダーが無償貸与されますが、対応するiPadまたはiPhoneを用意する必要があります。
POSレジ・自動精算機連携型決済端末
クリニックでは、キャッシュレス決済端末をPOSレジや自動精算機と連携して利用する方法もあります。会計金額をPOSレジ側から決済端末へ送信できれば、スタッフが金額を二重入力する必要がなくなり、入力間違いを防止できます。さらに、レセコンや電子カルテから請求情報を取得できる医療向けPOSレジと組み合わせれば、診療終了から会計までの業務を効率化できます。Clinic POSでは医事会計データとの連動を前提として開発され、キャッシュレス端末連携にも対応しています。



受付スペースの広さや、既存のレセコンとの連携可否を優先して絞り込むのがおすすめです。




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クリニック向けキャッシュレス決済端末の導入費用


キャッシュレス決済端末の導入費用は、端末本体だけでなく、月額利用料金や決済手数料まで含めて比較する必要があります。初期費用が0円でも継続的なコストが高い場合があるため、年間の決済額を想定して検討しましょう。
端末本体・初期費用
キャッシュレス決済端末の本体価格はサービスによって大きく異なります。キャンペーンや無料貸与によって0円から導入できるサービスもあれば、端末を購入するサービスもあります。例えばSquare ターミナルは39,980円、楽天ペイ ターミナルは通常販売価格34,800円(税抜)と案内されています。
一方、Airペイではカードリーダーが無償貸与されます。初期費用だけで判断するのではなく、端末購入後に所有できるのか、貸与なのか、解約時の返却義務があるのかまで確認しておくことが重要です。
月額利用料金・通信費
キャッシュレス決済サービスには、月額料金が0円のものと毎月固定費が発生するものがあります。SquareやAirペイなど固定費を抑えやすいサービスがある一方、stera packではサービス利用料が設定されています。また、SIM通信に対応するモバイル型端末では通信費が料金に含まれる場合と別途必要になる場合があります。
月額料金だけでなく、POSレジ利用料、通信費、保守費用なども含めた総額で比較しましょう。毎月のキャッシュレス売上が少ないクリニックでは、固定費が低いサービスほど導入しやすくなります。
キャッシュレス決済手数料・振込手数料
キャッシュレス決済では、売上金額に応じて決済手数料が発生します。サービスやブランドによって異なりますが、クレジットカードでは2~3%台の料率が設定されているケースが多くあります。また、売上金を指定口座へ入金する際に振込手数料が掛かるサービスもあるため確認が必要です。例えばSquareは振込手数料無料、Airペイも振込手数料無料としています。
USEN PAYでは医療機関向けにカード決済手数料1.9%~が案内されているため、診療件数や年間決済額が多いクリニックでは候補になります。



端末代だけでなく、月額費用や振込手数料を含めた実質的な年間コストで比較しましょう。


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クリニック向けキャッシュレス決済端末おすすめ10選
ここからは、クリニックにおすすめのキャッシュレス決済端末を紹介します。単純な決済手数料だけではなく、レセコン・POSとの連携、対応決済ブランド、端末の使いやすさなどを比較して選ぶことが大切です。
スマレジ・PAYGATE|POSレジとキャッシュレス決済を連携しやすい


スマレジ・PAYGATEは、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済に対応したマルチ決済サービスです。プリンターを内蔵しているため、端末1台で決済からレシート発行まで対応できます。スマレジPOSとの連携もでき、POS側で登録した会計情報を利用したスムーズな決済環境を構築可能です。
スマレジを受付のPOSレジとして導入する予定のクリニックや、将来的に売上管理までまとめたい場合に適しています。4GやWi-Fi通信に対応した持ち運び可能な端末であることも特徴です。
- クレジットカード・電子マネー・QRコード決済に対応できる
- スマレジPOSと連携できる
- レシートプリンターを内蔵している
- 持ち運び可能な端末で会計できる
- POSと決済情報をまとめて管理しやすい
- 契約内容によって月額費用が発生する
- スマレジとの連携設定が必要になる場合がある
- 利用料金や手数料は契約前に確認が必要
Clinic POS|クリニック特化型のPOSレジサービス


Clinic POSは、株式会社APOSTROが提供する医療機関向けPOSシステムです。一般店舗向けPOSとは異なり、医事会計データとの連動を前提として開発されています。診察券番号を入力すると請求データを取得できるため、スタッフによる会計金額の入力作業を減らせる点が特徴です。キャッシュレス端末連携にも対応し、公式サイトでは美容皮膚科、病院、産婦人科などでの導入事例が紹介されています。公式情報では95%以上のレセコン、電子カルテ、予約システムなどとの連携が可能とされています。
- 医療機関向けに開発されている
- 医事会計データとの連携を前提としている
- キャッシュレス端末と連携できる
- 自動釣銭機と組み合わせられる
- 幅広いレセコン・電子カルテとの連携実績がある
- 一般的な決済端末よりシステム構成が大きくなりやすい
- 導入費用は個別見積もりとなる
- 単純にキャッシュレス決済だけ導入したい場合は機能が多い
Square ターミナル|初めてキャッシュレス決済を導入するクリニックにもおすすめ


Square ターミナルは、決済受付からレシート印刷まで1台で行えるオールインワン型決済端末です。端末価格は39,980円で、Squareの対面決済手数料は条件を満たす事業者の主要カードブランドで2.5%~となっています。
月額固定費や振込手数料などを抑えやすく、料金体系が比較的シンプルな点が特徴です。コンパクトな端末なので、受付スペースが限られているクリニックにも設置しやすいでしょう。POSレジ機能も利用できるため、小規模クリニックの受付会計にも向いています。
- プリンター内蔵のオールインワン端末
- 月額固定費を抑えやすい
- 振込手数料が無料
- コンパクトで受付に設置しやすい
- SquareのPOS機能も利用できる
- 端末購入費用が掛かる
- 決済方法によって手数料が異なる
- 医療専用のレセコン連携機能が標準搭載されているわけではない
stera pack|幅広いキャッシュレス決済を1台で受け付けられる


stera packは、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済など30種類以上の決済に対応するオールインワン型端末です。受付スタッフ側と患者側に画面を備えた2画面設計で、決済操作を案内しやすい点が特徴です。また、医療機関を対象とした「stera pack for クリニック」も提供されています。
クリニック向けプランは初期費用0円、サービス利用料月額3,300円(税込)で、別途決済手数料が発生します。幅広い支払い方法へ対応したいクリニックに適した選択肢です。
- 医療・クリニック向けプランが用意されている
- 30種類以上の決済に対応している
- プリンターを内蔵している
- 患者側画面を搭載している
- 24時間365日の受付サポートがある
- 月額サービス利用料が掛かる
- 契約プランによって決済手数料が異なる
- 審査する決済ブランドによって導入まで時間が掛かる場合がある
Airペイ|初期費用を抑えてキャッシュレス決済を始めやすい


Airペイは、iPadまたはiPhoneと専用カードリーダーを組み合わせて利用するキャッシュレス決済サービスです。公式サイトでは初期費用,月額固定費,振込手数料が0円とされ、カードリーダーも無償貸与されます。クレジットカードだけでなく交通系電子マネーやQRコード決済にも対応しており、幅広い患者の支払いニーズに対応できます。
大規模な設備投資を行わず、まずキャッシュレス決済だけを導入したい小規模クリニックや新規開業時にも検討しやすいサービスです。
- 初期費用を抑えやすい
- 月額固定費0円
- 振込手数料0円
- 多彩なキャッシュレス決済に対応
- Airレジと組み合わせて利用できる
- iPadまたはiPhoneが必要
- レシート印刷には別途プリンターが必要
- 医療専用システムではない
STORES 決済|シンプルな操作で小規模クリニックにも導入しやすい


STORES 決済は、クレジットカード、交通系電子マネー、iD、QUICPay、QRコード決済などに対応するサービスです。固定費を抑えたい場合のフリープランと、手数料を抑えながらSTORESの各種機能を活用できるスタンダードプランが用意されています。スタンダードプランでは月額3,300円(税込)、決済手数料1.98%~で、対象条件のもと決済端末1台を利用できます。
STORES POSや予約サービスなどと組み合わせることもできるため、小規模クリニックの受付環境をまとめたい場合にも適しています。
- 月額0円のプランを選択できる
- 低い決済手数料のプランも用意されている
- クレジット・電子マネー・QRコードに対応
- STORES POSなどと連携しやすい
- 自動入金と手動入金を選択できる
- プランによって端末料金が異なる
- 手動入金では条件によって振込手数料が掛かる
- 医療専用のレセコン連携サービスではない
楽天ペイ ターミナル|プリンター搭載のオールインワン決済端末


楽天ペイ ターミナルは、決済機能、タブレット機能、プリンター、モバイル通信、Wi-Fiを1台に搭載したオールインワン型端末です。クレジットカード、QRコード決済、電子マネーに対応しており、スマートフォンやタブレットを別途用意せず利用できます。通常販売価格は34,800円(税抜)で、決済手数料は2.95%~です。
2026年6月末まで実施されていた端末無料キャンペーンは終了しているため、導入時には最新の端末価格を確認しましょう。
- 端末1台で決済できる
- レシートプリンターを内蔵している
- Wi-Fi・モバイル通信に対応
- 多彩な決済ブランドを利用できる
- 別途タブレットを用意する必要がない
- 原則として端末購入費用が必要
- 決済ブランドによって手数料が異なる
- 医療機関専用の決済サービスではない
PayCAS Mobile|SIM搭載で院内のさまざまな場所で決済できる


PayCAS Mobileは、ソフトバンクグループのSB C&Sが展開するモバイル型決済サービスです。クレジットカード、電子マネー、QRコード決済に対応でき、モバイル通信を利用して持ち運びながら決済できます。受付カウンターだけではなく、必要に応じて院内の別スペースで会計したい場合にも利用しやすい点が特徴です。
料金は加盟店ごとに提案される仕組みとなっており、決済手数料、初期費用、月額費用などは問い合わせが必要です。売上金は基本的に月2回入金で、振込手数料は無料と案内されています。
- モバイル型で持ち運びやすい
- クレジット・電子マネー・QRコードに対応
- SIM通信を利用できる
- 院内のさまざまな場所で会計しやすい
- 売上振込手数料が無料
- 料金は問い合わせが必要
- 固定された受付だけで利用する場合はモバイル性を活かしにくい
- 契約条件を個別に比較する必要がある
USEN PAY|クレジットカード・電子マネー・QRコード決済に幅広く対応


USEN PAYは、クレジットカード、電子マネー、QRコードなど約70種類の決済ブランドに対応するキャッシュレス決済サービスです。特にクリニックにとって注目したいのが医療機関向けの決済手数料で、公式サイトではカード決済について1.9%~と案内されています。
端末にはプリンターも内蔵されているため、決済から利用控えの発行まで1台で行えます。初期費用や月額料金が無料になる条件も用意されており、医療機関向けの手数料を重視して選びたい場合に比較しておきたいサービスです。
- 医療機関向けの決済手数料が用意されている
- 約70種類の決済ブランドに対応
- プリンター内蔵端末を利用できる
- クレジット・電子マネー・QRコードに対応
- サポートをまとめて依頼しやすい
- 月間取扱高によって月額料金が変わる場合がある
- 振込先金融機関によって手数料が掛かる場合がある
- 契約条件を事前に確認する必要がある
CASHIER PAYMENT|POSレジやセルフレジとの連携にも対応


CASHIER PAYMENTは、株式会社ユニエイムが提供するキャッシュレス決済サービスです。クレジットカード、電子マネー、QRコード決済に対応し、CASHIERのPOSレジ、セルフレジ、タッチパネル型券売機などと連携できます。決済端末単体での利用も可能なため、まずキャッシュレス化し、将来的にPOSレジやセルフレジへ拡張する運用にも向いています。
公式サイトでは端末費用・月額費用0円のプランが案内されていますが、適用条件や最新料金は契約前に確認しましょう。
- クレジット・電子マネー・QRコードに対応
- CASHIER POSと連携できる
- セルフレジとも連携できる
- 決済端末単体でも利用できる
- 初期費用を抑えられるプランがある
- 無料利用には条件が設定されている場合がある
- 決済ブランドによって入金サイクルが異なる
- 医療専用POSではない
クリニック向けキャッシュレス決済端末の選び方


クリニックで決済端末を選ぶ際は、単純に決済手数料の安さだけを見るのではなく、院内システムとの連携や対応ブランド、入金サイクルなども比較する必要があります。特に会計件数が多いクリニックでは業務効率への影響も確認しましょう。
レセコン・電子カルテ・POSレジとの連携可否を確認する
クリニックでは、レセコンや電子カルテで確定した請求金額を受付で会計します。そのため、決済端末と院内システムをどのように連携できるか確認することが重要です。連携できない場合、レセコンに表示された金額をスタッフがPOSレジや決済端末へ手入力する必要があり、金額の入力ミスが発生する可能性があります。
レセコンからPOS、POSから決済端末へ金額を自動連携できれば、二重入力を減らし、正確な会計を行いやすくなります。医療向けPOSを導入する場合は、現在利用しているレセコンとの連携実績まで確認しましょう。
クレジットカード・電子マネー・QRコードなど対応決済を確認する
利用できる決済方法は端末によって異なります。VisaやMastercardなどのクレジットカードだけではなく、交通系電子マネー、iD、QUICPay、PayPay、楽天ペイ、d払いなど、患者が利用する可能性の高い決済ブランドを確認しましょう。
高齢患者が多いクリニックではクレジットカードを中心とし、若い患者が多い美容クリニックなどではQRコード決済まで幅広く対応すると利便性を高められます。ただし、対応ブランドを増やすほど必ずよいとは限らないため、患者層と利用頻度を考えて選ぶことが大切です。
決済手数料・月額料金・端末費用を比較する
キャッシュレス決済端末は、決済手数料だけではなく、端末代金や月額料金を含めて比較しましょう。例えば月額料金が0円でも決済手数料が高ければ、年間キャッシュレス売上が大きいクリニックでは総コストが高くなる可能性があります。反対に、毎月数千円の固定費があっても決済手数料が低ければ、決済額が多い医療機関では総額を抑えられる場合があります。
想定する年間キャッシュレス売上に各社の手数料率を掛け、端末代・月額費用まで加えた年間コストを計算して比較するのがおすすめです。
入金サイクルや振込手数料を確認する
売上金は、決済事業者が定めた入金日に指定口座へ振り込まれます。月1回、月2回、月6回、翌日入金などサービスによってサイクルが大きく異なります。家賃や人件費、医薬品・消耗品の支払いなど、毎月多くの支出があるクリニックではキャッシュフローへの影響も考慮しましょう。
また、入金のたびに振込手数料が掛かるサービスでは年間コストが増えるため、振込回数だけでなく振込手数料も確認しておく必要があります。
自由診療など高額決済への対応可否を確認する
美容医療、インプラント、矯正歯科、人間ドックなどを扱う医療機関では、1回の会計金額が数万円から数十万円になることがあります。そのため、高額決済時の取扱上限やカードブランド、支払い方法を確認しておきましょう。クレジットカードの分割払いなどを希望する患者がいる場合には、利用できる支払い回数も確認が必要です。
また、高額決済が多いほどわずかな決済手数料率の違いでも年間コストに大きな差が生じます。自由診療比率が高いクリニックほど、決済手数料を重視して比較することが大切です。



導入を迷っている場合は、まずは小規模なエリアからテスト導入し、スタッフの負担軽減効果を確認するのも一つの手です。
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クリニックにキャッシュレス決済端末を導入するメリット


キャッシュレス決済端末を導入すると、患者の利便性だけでなく、受付スタッフの業務効率化にもつながります。一方、コストや通信環境など、導入前に把握しておくべきポイントもあります。メリットと注意点を両方確認しましょう。
会計時間を短縮して受付の混雑を緩和できる
キャッシュレス決済を導入すると、現金を数えたり釣銭を渡したりする作業を減らせるため、会計をスムーズに行いやすくなります。特に午前診療の終了前後や夕方など患者の会計が集中する時間帯では、一人あたりの会計時間を短縮することが受付混雑の緩和につながります。
POSレジと決済端末を連携すれば、会計金額を決済端末へ手入力する作業も減らせます。診療自体が終了していても会計待ちが長いと患者満足度を下げる原因になるため、受付業務の効率化は重要です。
現金の受け渡しやレジ締め作業を減らせる
キャッシュレス決済の割合が増えるほど、受付で取り扱う現金の量を減らせます。現金決済では受け取った金額や釣銭を確認する必要があり、営業終了後にはレジ内の現金と会計データを照合しなければなりません。キャッシュレス決済では決済履歴がデータとして記録されるため、現金を数える作業を減らせます。
完全に現金をなくさなくても、キャッシュレス利用率が高まるだけで現金管理の負担は軽減できます。違算の原因を調査する時間も削減しやすくなる点がメリットです。
決済手数料や月額料金などのランニングコストが発生する
キャッシュレス決済は受付業務を効率化できる一方、無料で運用できるわけではありません。売上金額に応じた決済手数料が発生し、サービスによっては月額利用料金や通信費も必要になります。特に自由診療の割合が高く、キャッシュレス売上が大きいクリニックでは、年間の決済手数料が大きな金額になる可能性があります。
導入メリットを判断する際には、患者の利便性やスタッフの業務削減効果と、年間で発生するランニングコストの両方を比較することが大切です。
通信障害や端末トラブルが発生した場合の対策が必要
キャッシュレス決済端末はインターネット通信を利用するため、通信障害や機器トラブルによって一時的に決済できなくなる可能性があります。キャッシュレス決済だけに限定してしまうと、障害発生時に患者から診療費を受け取れない可能性があるため注意が必要です。
現金払いも残しておく、Wi-Fiとモバイル回線の両方を利用できる端末を選ぶなど、バックアップ手段を用意しておきましょう。また、トラブル発生時に連絡できるサポート窓口の受付時間も比較しておくと安心です。



スタッフの業務効率化と患者様の利便性向上、どちらを優先したいか明確にしておくと判断しやすくなります。
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クリニックにキャッシュレス決済端末を導入するデメリット


キャッシュレス決済端末には多くのメリットがありますが、導入費用や手数料などの負担も発生します。また、選択肢が非常に多いため、クリニックに合ったサービスを選定する作業そのものが負担になる場合もあります。
導入費用が掛かる
決済サービスによっては、キャッシュレス決済端末の購入費用や初期設定費用が必要です。端末単体であれば数万円程度で導入できる製品もありますが、POSレジ,自動釣銭機,自動精算機,レセコン連携などを同時に導入すると費用は大きくなります。
また、端末代0円と表示されていても、一定期間の契約や月間決済額などの条件が設定されている場合があります。初期費用の安さだけで判断せず、必要な周辺機器や契約期間まで含めた総額を確認してから導入することが重要です。
決済手数料が掛かる
キャッシュレス決済を受け付けると、決済金額に応じた加盟店手数料が発生します。例えば10万円の会計を決済手数料3%で受け付けた場合、単純計算では3,000円の手数料負担となります。高額な自由診療を多く扱うクリニックでは、年間で見ると大きなコストになる可能性があります。
保険診療は患者負担額が決められていることもあり、手数料分を自由に患者へ転嫁することを前提とした運用は避けるべきです。カード手数料の上乗せは加盟店規約に抵触する可能性もあるため、契約条件を確認しましょう。
複数メーカーから選ぶのが手間になる
現在は多くの事業者がキャッシュレス決済サービスを提供しており、比較するだけでも時間が掛かります。端末費用、月額料金、決済手数料、対応ブランド、入金サイクル、振込手数料、POS連携、レセコン連携、サポート体制など、確認すべき項目は少なくありません。
また「決済手数料1.9%~」などと表示されていても、すべてのブランドに同じ料率が適用されるとは限りません。複数サービスから見積もりを取り、クリニックの患者数や決済額を伝えたうえで年間コストを比較することが大切です。



導入コストは将来の業務効率化への投資と考え、長期的な視点でコスト対効果をシミュレーションしましょう。
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クリニックにキャッシュレス決済端末を導入する流れ
クリニックにキャッシュレス決済端末を導入する際は、端末を選んですぐ利用できるわけではありません。加盟店審査や機器設定などが必要になるため、開業やリニューアルに合わせて導入する場合は余裕を持って準備しましょう。
最初に、現在の受付会計でどのような課題があるのか整理します。現金管理を減らしたい、患者からクレジットカード対応を求められている、自由診療の高額会計に対応したいなど、目的を明確にしましょう。そのうえでクレジットカードだけでよいのか、電子マネーやQRコード決済まで必要なのかを決めます。
次に複数のサービスを比較します。端末費用、月額料金、決済手数料だけでなく、対応ブランド、入金サイクル、POS連携、レセコン連携などを確認しましょう。特にクリニックでは、医療システムから会計金額を連携できるかによって受付スタッフの作業量が大きく変わります。最低でも2~3社程度から見積もりを取るのがおすすめです。
利用するサービスを決めたら申し込みを行います。キャッシュレス決済ではカード会社や決済事業者による加盟店審査が必要です。法人情報や代表者情報、振込先口座、クリニックのホームページなどの提出を求められる場合があります。ブランドごとに審査期間が異なることもあるため、開業日が決まっている場合は早めに申し込みましょう。
審査完了後、決済端末を受付に設置します。Wi-Fiや有線LAN、モバイル通信など、端末に合った通信環境を準備しましょう。POSレジやレセコンと連携する場合には、決済金額が正しく送信されるかテストする必要があります。返金処理や決済取消など、通常会計以外の操作についても本番前に確認しておくことが大切です。
最後に受付スタッフへ操作方法を共有して運用を開始します。通常決済だけではなく、決済取消、返金、レシート再発行、通信エラー発生時などの対応方法も共有しておきましょう。操作マニュアルを受付付近に置いておけば、担当者が不在の場合でも対応しやすくなります。運用開始後は患者が利用した決済方法を確認し、必要に応じて対応ブランドや端末台数を見直しましょう。
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クリニック向けキャッシュレス決済端末に関するよくある質問
最後に、クリニックへのキャッシュレス決済端末導入についてよくある疑問を解説します。保険診療での利用や現金との併用、決済手数料の扱いなどを確認しておきましょう。
- クリニックの保険診療でもキャッシュレス決済は利用できる?
-
保険診療だからキャッシュレス決済そのものを利用できないというわけではなく、医療機関でも窓口負担額の支払い方法としてクレジットカードなどを導入できます。ただし、利用できる決済サービスやブランドは加盟店審査、契約条件などによって異なります。自由診療だけカード払いに対応し、保険診療は現金のみとするなど、医療機関側が運用方法を決めているケースもあります。患者の混乱を避けるため、「保険診療でも利用可能」「自由診療のみ利用可能」など、受付やホームページに対応範囲を明示しておくとよいでしょう。
- キャッシュレス決済と現金払いを併用できる?
-
キャッシュレス決済を導入しても、現金払いを廃止する必要はありません。実際には現金とキャッシュレスの両方に対応するクリニックのほうが運用しやすいでしょう。高齢患者など現金払いを希望する人もいるため、患者層に合わせて選択肢を残すことが大切です。現金とキャッシュレスの両方を効率的に管理したい場合は、自動釣銭機や医療向けPOSレジとキャッシュレス端末を連携させる方法もあります。Clinic POSの導入事例でも、クレジット決済と現金決済を組み合わせた運用が紹介されています。
- キャッシュレス決済の手数料を患者へ上乗せしてもよい?
-
基本的には、決済手数料をそのまま患者へ上乗せする運用は避けるべきです。国民生活センターは、クレジットカード利用時に「カード手数料」を利用者へ負担させたり、現金払いと異なる金額を請求したりする行為について、カード会社の加盟店規約に違反している可能性があると案内しています。特に保険診療では患者の窓口負担額が診療報酬に基づいて決まるため、決済手数料分を任意に追加請求する前提で導入すべきではありません。契約する決済会社・カード会社の加盟店規約を事前に確認しましょう。
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